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ちゃーりーの「どっからでもかかってきなさい」

ジャイアンだとしても、映画版です

どんよりした週末、胃が痛くなる論文書き、原体験、次

雑感

土日とも、天気がどんよりしていてしんどい。秋から冬にかけての天気のほうが好きだった、と言ったら、ラボメイトに気でもふれたか、と言われた。個人的には、良いー悪いの振れ幅が、春ー夏のほうが厳しく感じる。すごく晴れた暖かい日の次の日に大雨とかがくると、とてもしんどいし。暖かいはずなのに!と思うところに依るんだろうな。冬だと、ちょっと晴れると、冬なのに晴れてる!と倍嬉しくなるし。

 

土日を使ってどんどん論文を書いている。今までは書きなぐり、という感じだったが、もう少しシリアスに書きはじめた。これはなかなかしんどい作業だ。というのも、これはある意味、自分の研究のあら探し作業だからだ。こちらの分野にうつってきてから、さらにその色合いが強くなった。というのもまず、研究者人口と既報論文の数が違いすぎる。知らなかったでは済まされないのだ。また、ほんとうに純度100%で新しいところを見つけるのが大変だ。今まで誰もやっていなかった、というところはもちろんたくさんあるが、そういうのはempty statementだと思うんだよね。コンセプチュアルにどのくらい新しいのか、が大事だ(もちろん、僕にとって、という意味)。いろいろ考え詰めながら書いたら、すっかり胃が痛くなってしまった。何報書いてもこれは変わらないだろう。

 

とはいえ、この論文、すごく自分好みの論文になりそうだ。シュッとした良い仕事だと思う。上記みたいに胃を痛めて悩みはするのだが、まず大事なのはこれを自分が好きかどうか、というところだ。自分が好きじゃないのにひとが好き、というのはなかなか難しかろうし。そういう意味では満足はしているし、もしかしたら、雑誌うんぬんには現時点では殆どこだわりがないかもしれない。

 

逆に、カイコでpiRNAをやっていたころは、仲間探しは大変だったけれど、こういう悩みは少なかった。piRNAの研究に際しての当時の問題点ー個体由来の生殖細胞で生化学をするのが大変なのに、piRNA経路を保持した培養細胞が見つかっていなかったーを冷静に分析して、そういう培養細胞を見つけた。材料がそもそもユニークだったので、上に書いたような心配は殆どなかった。ユニークな材料を使って、はじめてpiRNAがどうやってできるかを発見したときは、ほんとうに充足感があった。このあいだの論文も、その系を使った研究だし、あれのおかげで成立している研究もあるだろうと思う。

 

それでいて何故分野を変えたかというと、理由はいろいろかなりたくさんあるのだが、やっぱり、モデル生物ってどんな感じなのか体験してみたかった、というのがひとつだ。1年たって、そのあたりの相場観は結構分かった。さて、積み重ねてきた自分のスキルを使って、次に何をやっていきたいか、というのは、かなり明確になってきている気がする。。。やっぱり、やってみないと分からないものだ。動くことによって前いたところへの見え方が変わったりもするし、正しい決断をしたな、と思う。